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司法書士って何?-知ってほしい5つのコト-

2019.6.30.SUN


登記手続きの代理人となる司法書士。具体的な業務については司法書士法の第3条に明記されていますが、包括的な文言であったり、馴染みの薄い事柄であったりするので、読んでもいまいちピンと来ないかもしれません。この辺りを司法書士会(都道府県ごとに設けられた司法書士をとりまとめてる団体です)がいろんな工夫をして一般の方々に伝えようとしているのですが(広報活動ってやつですね)、qei+.jpでは少し視点を変えてサクッと書いてみました(5つですが、本当は10でも20でも出てきそうです・・。続きはまた今度)。魅力的なところもそうでないところ?も、現実に即して書いたつもりです。「なりたい職業ランキング1位」なってくれると嬉しいですね!


- 責任の重大な職業 -


非常に責任の重い職業です。これは異論の無いところです。なぜなら他人の高額な資産を扱うから。自分のものでも慎重になるのに、他人であればなおさらでしょう。他人とは個人だけでなく法人(株式会社など)の場合もあります。資産は高額でなくても代替不可物であることが多いです。不動産はその代表例。特に土地なんかは替えがありません。あとは株式なんかもそうですね。「初めて会う方の大切な資産を取り扱う」なんてことは日常茶飯事なので、「この人なら安心だ」と信頼されるかどうかは大切なキーワードになりそうですね。

責任は重い

責任は重い

- リスクの高い職業 -


これは責任の重さから来る当然の結果と言ってもよいでしょう。資産には持ち主の魂が宿っています。歴史が長ければ長いほど、その規模が大きければ大きいほど、比例していくかのように強いパワーが込められている。それは今日まで築き上げてきた持ち主の努力の連続の裏返しなのかもしれません(お金とはまさに人の体の一部である)。それを取り扱う司法書士には慎重さが求められます。扱いを間違えるのは、人の体を傷つけるのと同等と言っても過言ではない。どう扱うか、日々しっかり訓練が求められます。

リスクは高い

リスクは高い

- 競争が少ない職業 -


驚くほどに(資本主義的な意味での)競争がありません。これは圧倒的な特徴として断言できます。総務省の労働力調査(リンクしています)によると、日本の労働人口が約6700万人と言われていますが、その中で司法書士は約2万2000人くらいにすぎません。これは資格制度が敷かれている関係で人数調整されているためです(増えすぎないようになっています)。その結果、(よい悪いは別ですが)資本主義的な競争が生じにくくなっています(この辺は各方面からの批判を浴びやすい事柄ですが、当事者として正直な感覚を伝えることを優先しました)。

競争は少ない

競争は少ない

- 多種多彩な働き方が出来る職業 -


働き方が大変柔軟です。最近の特徴としては、一般企業のように正社員として働く方が増えている印象ですが、元来、雇うのも雇われるのも・長時間も短時間も、決めるのは本人です。誰からも縛られることはありません。経営者・個人事業主・正社員・アルバイト・大都市・地方都市・過疎地域・デジタル化など多種多様。どのような侍業を築くか、自身の知恵と工夫でデザインしていくことになるでしょう(ただし、それに伴うリスク管理や法令遵守も当然本人の責任です)。

多種多彩な働き方

多種多彩な働き方

- 自由と社会貢献を併せ持つ職業 -


1番知ってほしいことを最後に書きました。司法書士に求められることは不変ではなく、時代と共に変わり続けていきます。特に近年の社会環境の急激な変化に対して、柔軟な対応が出来るかどうか、今後の1番大きなテーマとなっていくでしょう。その中で社会に貢献することが唯一変わらないキーワードになります。独立して経営者となっても、純粋な営利だけを目的とする職業ではありません。自由を思う存分に享受し、そして自由かつ公正な社会の形成に応えること。2つのバランス感覚をうまく持ち合わせることで他者と自分自身の双方の「幸福」を形にしていく、そんな職業であると言えるでしょう。

自由と社会貢献

自由と社会貢献

text&illustration : takahasi kei


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