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minimalist × work | 全てがシンプルであれ

2019.6.10.MON


司法書士試験に合格し、司法書士として生きる決断をしたのは約3年半前のこと。この期間に環境というものは目まぐるしい変化をみせ続けました。隠せない驚きと戸惑いが連続する毎日・・。「落ち着け、落ち着け」と言い聞かせながら、自分なりの「背伸び」と自分なりの「矮小化」を繰り返し繰り返し行うことで、ちょっとずつですがその環境にも適応してきたつもりです。

けど当時から絶対に変わらなかったこと。それは「努めてシンプルであること。自分自身が1番そうでありたい」という強い想い。変化が早ければ早いほど、湧き出てくる「シンプル」への強い渇望感。この激しい感情は独立という決断を導き、やがてminimalistという働き方へと結びついていきます。侍業がminimalistとして成立するのか。変化の激しい現代において、minimalistがもたらす可能性を少し考えたいと思います。


- 独立した時に持つと決めたもの -


大量消費や定型的業務に背を向けてminimalなスタイルを目指すと言っても、その定義自体が人それぞれで難しい・・。「自分が必ず必要とするものを身につける」言い返せば、それ以外は切り捨てるという感覚に近いのかもしれません。そして独立を決断したときに少しずつ具体化していきます。

1.Mac

2.iphone

3.ipad

4.AirMac Time Capsule

5.iCloud

6.Money Forward

7.Adobe

8.LOLIPOP!

9.Slack

10.スーツ

11.革靴

12.ダレスバッグ

13.リュックサック

14.白いシャツ

15.本

ざっとこんな感じです(全部では無いかも)。ここにあげたものは手放してしまうとスタイルが崩れるので、(そうなったら)職業活動自体を変えざる得ないと言えます。

手放せないのは理由がある

手放せないのは理由がある

- 機械と一体化した -


ご覧の通りの横文字の多さ・・。これは決して狙った訳でなくminimalになるためにはある種の必然でした。その中心核となるのがMac。通常の司法書士業務から、ブランド作り(イラストを作る、媒体のレイアウトを考える、画像をトリミングする、テキストを書く、つまりは「デザインをすること」。そしてwebサイトの構築に必要なプログラムを検討し、参考例を学び、それをサイトにマッチングするように書く、サイト上で記事を定期的にUPする、サイトを通して依頼者とコミュニケーションを図ること。)まで、全てをMacがコントロールし、支配を及ぼしています。そのそばでiphoneとipadがサポート役を果たしてくれます。iphoneはテザリング・メール・Slackなどの連絡ツール・業務のショートカット役。ipadは対面のコミュニケーションツールとApple Pencilでの手書き役。各々は各デバイスサイズでの確認役にもなります。

機械と一体化した

機械と一体化した

そこにはお互いが棲み分けをなし、邪魔をしない役割分担が存在します。そう、それは「自分」も含めて。互いに特徴を理解し、共有し、得意なことを出し合って連携・連携・連携する。そうすることで自然と迷いは解消され散漫さが無くなり、仕事に対する集中力が高まっていきます。「何をやってもうまくいかないとき、100%の力が発揮できないとき、機械は自分を救ってくれるのではないだろうか」。そう思えた瞬間、頭の中にminimalなかたちが表現され、自分と機械が一体化したことに気づきました。


- 引き算が次のかたちを生み出す -


「1.5」

1人のフリーランスだけど、1人ではない感覚。でも人を雇っているわけではないから2人でもない事実。この「1.5」を手に入れたことで、人と人とが向き合ってコミュニケーションをし、仕事を進めることの大切さを改めて教わったように思います。箱や体裁はきっときっかけに過ぎない。所有すること・見せつけることで満足するものではないのだろう。肥大化・巨人化がどれだけ人の汗で作り上げたとされても、機械と混ざり合った「1.5」は誰よりも人の手の温もりを伝える最前線にあるのかもしれない。

1.5

text&illustration : takahasi kei


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