「無駄な作業を一掃するんだ」と誓いながら、なかなか思うように進まない事が多い毎日。保存済みのoffice文書を修正して上書保存。・・しばらくして、でももう一度元の保存済みに戻したい・・。「わあなんて無駄な事を!」と出力印刷していた元の保存済み文書を眺めながら嘆いていると、ふと思い出したのです。「iphoneにAdobe Scanがあるなあ。ちょっと使ってみよ」。
この「Adobe Scan」(リンクしています)というAPPを今日はご紹介しますね。Adobeが誇る「歩くスキャナー・Adobe scan」はユーザー歴長い私でも目から鱗のびっくりAPP(しかも無料!)。スマホやタブレットのみ使用できますが、上手に使いこなせばきっと業務の効率化とデジタル化にグッと勢いがつくことでしょう。
- PDF1強の時代か? -
PDFってとっても便利だと思いませんか。PDFはどんな環境でも表示できるファイルフォーマットであり、かつ無料で利用できるので一気に普及が加速したと言われています。閲覧に特化したイメージが強いのですが、Acrobat DCを導入すれば編集そのものも可能。ユーザーの使用程度により、うまく活用できればofficeが無くても文書の編集作業が完了するのです(ここは賛否あり)。
そして、PDFは軽い(コンピューターにも負担減で優しい)。これは普及する上で大きなポイントになったのではないでしょうか。商業印刷用にデータ量の多いPDFを用意することはありますが、通常の文書ぐらいではそんな必要はありません(見えて読めればOK)。
ではよく扱われるjpegはどうでしょうか。jpegは画像用のファイルフォーマットとして浸透していますね。紙の文書をスマホで写真撮ってメールするという(よくやりがちな?)のは、ほぼjpeg(またはPNG)を利用した方法です。画像として扱うので色調が高くなるとデータが重くなります。また、撮影環境による光の入射角など明るさの影響も強い。元々は風景に強い特徴を備えているので、文字に関してはめっぽう弱い。粗くなりやすいのです。
また軽さに特化すると、htmlという方法もありますね。PDFより断然軽いことが多いですが、そもそもがwebを作成するための言語ですので、インターネット環境が揃っていないとレイアウトが大きく崩れる可能性があります。その辺の認知はweb製作者しか知り得ないことなので、一般的に流通させるにはハードルが高いでしょう。
PDF vs jpeg vs html
- Adobe Scanのメリット -
あまりにもPDFの便利さが当たり前になりすぎているので、「崇拝」の意味も込めつつ触れてみました。そんな推しのPDFをスマホでサクッと作れるのが「Adobe Scan」になります。操作は写真撮影と同じようにボタンを押して保存すればPDFが完成します(とてもシンプルですね)。適当に撮っても後で範囲調整ができるので、いちいち神経使う必要はありません。明るさは自動で補正してくれるし、数枚撮っても一部削除したり、並び替えたりも可能。とにかく便利なんですよ!
そして一番驚きなのが、OCR機能が備わっている事。(OCR無しの)複合機で書類をスキャンしてPDFを作っても、写真と同じような仕上がりになってしまいますが、Adobe Scanは撮影対象物に写っている「文字」を「文字」として認識できるので(写真と大きな違い)、PDFから文字を選択しコピー&ペーストが可能です。
つまり、データが無くなって紙だけ残っていた場合でも、その紙からAdobe ScanでPDFにしてしまえば、「直したい箇所だけコピー&ペーストですぐ作り直し」ができてしまいます(すごすぎる・・)。
このようにして、冒頭の私のピンチも難なく乗り越えられました。本当、感謝しかない・・・。
ただしOCR機能には枚数制限があります(25枚まで)。コピー&ペースト目当てで100枚作っても使えないのでご注意ください。無料ですからね、十分すぎるくらいです。これがあれば登記原因証明情報もその場でPDFにしてオンライン申請も出せる状態(・・なんて便利なんだ)。ぜひうまく活用方法を自分なりに見つけてみてください。
text&illustration : takahasi kei